奇経判定の脈診ができるかも

 やっと一経だけの奇経治療で、脈診で診断できるだろうヒントをつかみ取りました。

 奇経での脈診は「気口九道」(きこうくどう)であり、寸関尺のそれぞれ内外にも脈診部位を設けていて片手で9つの診察部位を配当しています。しかも、伝統鍼灸学会で聞いたときにはこれにも流派があって、脈診のやり方に違いがありました。

 「それでなくても脈診は一筋縄でないのに、さらに細かくなんてできるか!!」と私も思いましたけど、効果のある奇経に該当したときの脈の変化くらいはわかるだろうと観察していると時々中心よりも橈骨側が盛り上がることには気づいていました。

 今回は候補が3つあった中で最終的に派遣性の緩み方で決定はしたものの、脈診でも相当に参考になることがわかりました。これでさらに効果的で効率的な診察ができるのではと手応えです。