PCR検査の意義とは何でしょう?

 東京が昨日まで判明した新型コロナの感染者数、二桁で落ち着いた数字に思えたのですけど連休中の分母が減少していただけの話で、本日は一気に200人近くに。

 ただ、7月初旬から言われていたことですが分母が大きければ必ず分子(PCRでの陽性)は増えるのであり、本当に大切な数字は入院して加療が必要な人数がどれだけあったかということでしょう。PCRで陰性だったとしても本日がコロナウィルスを検出しなかっただけの話であり、すでに感染していて潜伏期間であったとしても陰性に分類されていたのでは何にもなりませんよね。

 もし30年前の平成に入った頃にこの新型コロナが出現していたなら、まだPCR検査はなかったのであり、今の数字の10倍以上の感染者と死者が出ていたのでしょうか?いいえ、スペイン風邪のときに検出キットがあってもインターネットのような情報ツールがなければ同じくらいの被害数だったでしょうし、現代にインターネットがなくてもPCRがなくてもスペイン風邪より遥かに低い数字でとどまっていたでしょう。ブラジルの死者数が膨大に思えますけど、昨年同期の死者数と比べたならわずかに増加しているだけであり、それは過去の数字からすればこの程度の年は何度もあったそうなのです。

 つまりPCR検査は無症状の人までも検出できる新しい技術ではあるものの、決して感染拡大を押さえられる技術ではなく、むしろ恐怖を植え付けるだけの技術に過ぎないのでしょう。それを崇拝するように拡充だけを訴える人、あんたが医療現場に立って治療をするのではないのですから「余計なことを横から言うな」が医療関係者の本音です。