突き指と瀉法鍼

 修業先で瀉法鍼というアイテムがあることを知って、開業する時に使っていた道具だからということで一つ購入しておいたものが、今の血を強引に動かす治療法へとつながってきています。

 ところが、修業時代に瀉法鍼をどのように使っていたのか、すっかり忘れてしまっています。何せ先生は、瀉法鍼という道具があったことすら忘れていたくらいですから。

 それで今の使い方のきっかけになったのは、突き指に実はおもしろ半分で施術したことなのです。悪ガキが突き指をしてきたので、「痛いぞ」といいながらやったなら、瞬間的に回復してしまったのです。

 久しぶりに突き指の患者さんがおられたので助手に実験でやってもらうと、やはり瞬間的に回復してしまいました。もっと驚いていたのは、患者さんの学校の先生、固定観念が強すぎますよ。