録音のデジタルデータ配信ですが・・・

 まだ二年くらいしか出かけていないのですけど、今年も地蔵盆で駐車場を開放する空き時間を使ってお師匠さんの治療室へお邪魔してかまわないかという電話をしていました。

 既に東洋はり医学会から漢方鍼医会へと移動をして20数年経過していますし、本部レベルでも交流をという話になってきていますから、学術の差を気にすることはなくなってきました。むしろ昨年は最近の弟子を相手に標治法レベルですけどすぐ役立つテクニックを伝授しており、瀉法鍼の有効性を実施よょうしてきました。もちろん今年は、ゾーン処置を隠し球として持って行きます。

 ところで逆に相談を受けたのですけど、研修会の会費についてです。滋賀漢方鍼医会では月額2500円で滋賀だけでなく本部の録音データを無償提供しているのですけど、年間54000円で学会誌は含んでいるものの録音は別料金ということで、ここからさらに値上げをという話です。

 引っかかるのはカセットテープではなくデジタルデータで録音をしているはずなのに、どうして安価に提供することができないかです。そしてデジタルデータならネット経由で手軽に配信できるはずなのに、支部単位でも手間がかかっているという話でした。聞けばCDで提供されてきて、これをまたコピーして配布しているということです。おいおい、誰か非効率な話にストップをかけへんのかい!!

 支部のものなら年間でCD-Rが一枚で収まりますし、本部のものでも年間で二枚に収まるのであり、しかもCD-Rは個人が用意するものですからきわめて安価です。塗る薬がないという感じで電話をしていたのですけど、時代に追いつけない研修会は終わりだとも感じましたね。