またまた巨人軍が

 今月に入ったあたりからニュースが出ているのは知っていたのですが、またまた巨人軍が投手の復帰ができなかったことを鍼灸治療が原因だと発表して悪い話題をまき散らしています。

 もう30年は経過しているでしょうか、江川卓が「この中国針をしたなら投手生命が終わると言われたがそれでも施術を希望した」と、引退会見の時にとんでもない嘘を発言したのは・・・。まるで「巨人の星」のエピソードのようでほとんどの人は嘘だと最初からわかっていましたけど、風評被害が出たのも事実でした。

 確かに西洋医学の手術ミスで復帰が遅れたり最終的には引退した選手もいるでしょうけど、問題は手術ミスは公表しないというか公傷のように扱われるのに鍼灸だとそうは思われないところです。「やっぱり鍼は刺されるので怖い」という印象を民衆に植え付けてしまうという配慮、どうして発言力のある団体が考慮できないのでしょうね。

 まぁ鍼灸業界の方も、そろそろ「鍼は刺さねばならない」という古い信念から脱却するときだとも思いますけどね。ていしんのみでの治療、修得さえすればこんなに便利なものはないのにねぇ。