いい姿勢

 バセドウ病での来院は現在二人、一人は元々口数の少ないタイプであり「感情の起伏がないの?」と思ってしまうほどでしたが、昨夜に症状が回復していると初めて笑顔を見ました。それだけしんどかったということです。

 もう一人は医大生であり、前回の段階でほとんど症状が回復したなら急に協力的となり、鍼治療の面白さに興味津々です。

 それで「気の力によって回復している」という話をしたのですけど、その「気」について証明することが直接的にはできません。ですから耳介の最終回で、ちょっとした姿勢の違いによりこれだけ結果に差が出ることを、腹部の刺鍼収斂で証明するという約束をしました。手術をするとき、きれいな姿勢で立っていないと疲れてどうしようもないのであり上手な医者はそのようにしているはずですからね。