あれっ、診断はできても治せないんですね

 昨日によそ見をしていたなら自転車で溝へ突っ込んでしまい転倒したという患者さんが来院されたのですけど、右こめかみが骨折しているということで顔が腫れています。

 しかし、女性であり青や赤に変色はすでにしているので、いきなり瀉法鍼をして今度は真っ黒にしてしまっては痛みが取れても元も子もありませんから、こちらについては本日についてはパス。

 しかし、右肋骨と鎖骨の亀裂骨折についてはアプローチをして、笑うだけでも痛みの強かったものを上半身をひねっても痛みが出ないようにして、右腕も水平近くまで挙上できるようにはしました。

 ここまでなら普通の話なのですけど、この患者さんは看護婦さんです。診断は勤務している病院で受けたのですけど、「腕が挙上できないなら仕事に出てくるな」ということです。あれっ、診断はできても病院では治せないんですね。