たかが頭痛されど頭痛

 日曜日に滋賀漢方鍼医会の月例会で頭痛をテーマに研修したばかりなのですけど、頭痛を主訴として来院されている患者さんがそれなりにいるという答えをしていましたが、今週になって確認すると毎日一人はおられました。

 頭痛が主訴で来院されて回復すると「類は友を呼ぶ」で同じような主訴の患者さんを紹介されるのはごく普通のことですが、以心伝心というのか風の噂というのかどこからか類似の主訴で来院される人が多かったみたいです。特に骨盤がずれることから発生してくる頭痛に対処できているところはそれほど多くないでしょうから、風の噂が広がっていたのでしょうか?

 でも、「たかが頭痛されど頭痛」というのか、頭のことですから安請け合いはできません。最初に物理的な変化がどこかで発生していないか・それは手技療法で対処すべきものかの鑑別が絶対に必要です。脳腫瘍には未だに出会ったことがありませんけど、手術後のものについては一度だけ経験しています。