六気でも冬になったみたいです

 原稿の打ち込みが進んでいないとはいえ、時邪に関しての臨床は毎日続けています。奇経治療が加わっても「もう見間違うことはないだろう」というとき以外は、井穴からの摂按をしてノイズを除去した状態で漢方はり治療を考えます。

 ところで、「終の季」へ入るのは間もなくだと思っていたのですけど、昨日あたりから反応が肺経では鈍いと感じ始めていたなら本日になると腎経でなければ反応しない人が出てきました。

 湧泉は膀胱経の至陰から続いているので第五指の方から軽擦してくると脈状がよく変わるのですけど、時邪を払うには射的に指を動かさねばならないのでかかとの方から動かす方が効果的になります。