バセドウ病を見抜いておかないと

 ネットサウンド講義のファイル4でバセドウ病を取り上げているのですけど、これは新型コロナウィルスでストレスマックスから全身倦怠を訴えている患者さんの中に内分泌疾患が紛れ込んでいる可能性が高いので、その対処が必要だからです。

 一週間前に初診で来院された方、「とにかく冷えと倦怠感が強い」ということで自分の症状がうまく表現できません。これは素人さんですから、仕方ありません。ここを見抜くのがプロの技です。

 二度目の治療へ入ったときネットサウンド講義の話もしていたのですけど、「しんどいと訴えられるからと親切心で強くもんだりするのが一番やってはいけないことなんです」と説明していたなら、「あぁそれで家で背中を押してもらうと余計にしんどくなっていたんだ」とうなずきながら納得されていました。