邪への取り組みを見直してみて

 昨日にかなり強引ですけど、  ネットサウンド講義へファイル17「私の意見を含めて邪について」を追加しておきました。治験発表の原稿からたった一日での更新です。人目に触れなかったのは、ちょっともったいなかったなぁ。

 20周年を迎えるまでの漢方鍼医会は病理考察を乗りこなすことと菽法脈診の本当の価値というところで一致団結し、「新版漢方鍼医基礎講座」と「取穴書」という300名未満の研修会では偉業とも言えるべき2つのテキストを発行して右肩上がりを予想していました。

 ところが明くる年から登場してきた邪気論の治療、十分な準備期間がなかった上に出して北側にも咀嚼が不十分であった面があり、そこへ時邪や手法の提案など混沌の状況が続いています。

 今回は自分で位置時間近く喋ってみて、邪についての取り組みを見つめ直すことができました。そして「時邪を応用した切り分けツール」が有効であること、かなり嬉しかったです。