迎随徒歩者に思っていることの途中経過

 本部会の録音を現在聞いている途中であり、学会誌と合わせて考えているのですけど、接触鍼の手法だからと身構える必要がそこまであるのだろうかと。

 近年問題になっているのは補瀉法なのですが、その中でも迎随についてです。もちろん我々はというよりも江戸時代くらいから瀉法は流注に逆らって鍼を入れることと教わり実践してきたのですが、必ずしもそうではないだろうという話です。

 確かに東洋はり医学会でお世話になっていた頃から「補中の瀉」は難しい取り扱いだったのであり、肝実をステンレス鍼で落とすという今からだと恐ろしいことをしていたのも深さが問題であって、流注に逆らうから瀉法というのではなかったかもしれません。けれど警察の段階で流注の迎随を活用することはできると思いますし、とても便利です。ていしんは形がしっかりしているので、太い細いという形状で補瀉をすればいいと今は思っています。