更年期障害の患者さん

 更年期障害の治療で一番難しいのは、いつ頃に集中して治療をするかということです。

 その患者さんごとに症状も状態も違うのですが、やっかいなことにどれくらいの期間に渡って偏重が続くのかが予測できません。

 初期状態の頃から定期的に治療をしていても、まるで治療家が笑われているかのように予想もしない場面から新たな症状が必ずでてくるもので、最後のピークを迎えるまでは「しんどい時だけ来院されたならいいですよ」ということにしています。

 夕方の患者さんですけど二年くらい前に数回更年期障害での治療をしていますが、今回は症状が治まる前に次の症状がでてくるようになっているので最後のピークと判断し、継続治療することにしました。