終の気

 地味ながらも陰経と陽経のどちらから、そして気血津液論と邪論のどちらからアプローチすべきかの判定に使えて診察も見やすくしてくれる時邪をまず払ってしまうこと、最近あまり書いていませんでしたが地味に続けています。

 時邪をまず払ってしまうことで気をつけなければならないのが、該当する時期をしっかり把握しているかどうかです。「天に六気あり地に五行あり」ということで、概ね式と一致しているのですが太陽の動きに連動しているのでシビアに担当経絡が変動していきます。

 学術合宿でこの方法に気づいたのが初の気であり、今日から終の気になっているようなので、これで一通りの懸鐘ができました。なお、湧泉を探るときには至陰の方から指を引いてくるのがやはりいいようです。