円皮鍼は移行期間

 「にき鍼灸院」での補助療法といえば、そのほとんどが円皮鍼です。ぎっくり腰の痛み止め処置、この魔法のような円皮鍼の効果は手放せません。

 ところが道具は進化するといいながらも、メーカーが作ってくる量産品でありこちらの意図と違う方向へ進んでしまうこともあって、長く長く愛用してきたセイリンのものがなくなってしまったときにはほとほと困りました。メーカーのホームページから文句を入れたくらいです。

 その後三年間くらい違うメーカーのものを使ってきて効果は同じだけ出てくれるのですけど、シールが大きすぎることとそのために最後に無駄が出てしまうこと、管理がちょっと手間だったりしました。

 それが昨年の伝統鍼灸学会で、滅菌シートに貼られたタイプのものを発見して現在移行期間中です。鍼の深さも短くなりますし、何より管理がしやすい。そしてシールが小さいと関節を痛めているところへ入れやすいのです。本日のプールへも、自分で張って出かけていました。