時邪だけでの処理

 昨日は滋賀漢方鍼医会の月例会であり、年度末ということで学術の問題点や改善について全員で一次官補と話をして、かなりいい成果が得られました。もっとも会員が減少しているという深刻な問題がありますけど・・・。

 それで本部合宿ですりあわせができた時邪の確認方法について、これは該当する経絡の井穴を横切るせつあんで、脈状変化が確実に得られることを全員が認めました。切り分けツールの方と一緒になってきたというか、きっちり追試すればやり方は自ずと一緒になってくるということです。

 それで大阪が実際を見せてくれたある程度でも脈状変化があればそのまま使えるということで本治法になってしまうこと、先週の追試で確かにそのようなケースもあることはわかったのですけど今ひとつ踏み切れなかったのですが、缺盆で胃の気の充実度を探ることで時邪のみで前へ進んでもいいのかシビアに証決定した方がいいのかを見極められると、午前中の臨床でわかりました。

これで女性患者にやたらと七十五難型の肺虚肝実証で対処してしまう癖に歯止めが掛けられそうです。