首の痛みでは大椎を着目

 三週間くらい前から中学の野球少年が首の痛みで来院しているのですが、これは頚椎の疲労骨折の自己申告がありそのとおり大椎の左側に見事に陥没が触知できました。

 この症例については瀉法鍼で順調に回復しており、まだ痛みはあるものの「こけし」やホラー映画状態だったものから、普通に首が回せるところまでに回復しています。

 それで本日に来院したまだ若い女性、交通事故に遭遇したのは7年も前なのに未だに首が十分に回せません。後ろから触診していると野球少年とそっくりの反応があります。でも、むち打ちの症状はありません。

 治療後に首を回してもらうと驚くほど改善していましたが、脈状では見抜けなかったのですが「もしや」と遠くから打診すると、思い切り響きがありました。首の症状のとき、大椎の亀裂骨折は常に気をつけていないといけないようです。