時邪のみでの治療について

 本日もまだ春の陽気から冬の寒さに戻ったままなので、時邪の反応が鈍いという印象でした。

 しかし、数日経過するとこれはこれで身体が慣れてくるのかそういう反応になってくるというのか、時邪のみでの治療、つまり承漿へ栄気の手法で本治法が成立してしまう患者さんが何人かはいました。

 強引に病理考察をひねり出さなければならないようなケース、わかりやすく説明すればいつもの不定愁訴程度で痛みのない場合、時邪のみでの治療は確かに効果的です。